車屋さんの私が、、、
日常業務においてのローン雑談、業界ニュース、その他 オートローンの表裏や裏話・秘話などを語る、
自動車ローン・オートローンに関する雑談ブログ。
「自動車ローン・オートローンの表裏 ＆ 業界ニュース なクルマ屋さんブログ」 編
【 投稿・UP-DATE： 2009年01月26日 】
⇒ 残価設定ローン（据え置き型ローン）の欠点デメリット
最近では、ディーラーや中古車販売店を問わず、、、
購入価格が半額で乗れる
- 「据え置きローン」
- 「半額ローン」
- 「残価設定クレジット （残価設定ローン）」
の取扱が急増しています。
急増している背景には〜
まあ取扱の販売店に大きなメリットがあるので、
販売店がどんどん提案して取扱を増やしているからなのですが・・・ 【⇒ 例】
ところで ひとつ気をつけておいて欲しい事があります。
それは、、、
事故廃車になった時のリスクを考えておきましょう。
据え置きローンや半額ローンは、
月々の支払いが少なくてすみ〜
車の購入代金の負担が少なくて済む とても便利なローンなのですが、
もし購入直後に事故廃車になるような事があれば、
とんでもないくらいの負担がリスクとして押し寄せてきます。
例えば・・・、
200万円の新車を、半額ローンの100万円で購入。
支払いは月々32,000円。 3年払い。
月々の支払い負担が少く新車に乗れるので、購入を決定。
しかし、納車からわずか1ヶ月で単独事故。
損傷具合は「廃車」レベル。
・・・で、購入した販売店へ相談した所、
【販売店】
「3年後の半額下取りの条件は契約書の通り、正常な状態での場合です」
【販売店】
「現在の状態（廃車）では買取りは出来ませんので、全額の200万円を一括で支払うか、200万円でローンを組みなおさないと、また一切の廃車手続きも出来ない」
との事。
さすがに廃車レベルの車をずっと持っておくわけにはいかないので、
ローンを組みなおして清算する事を決意。
（※ 普通のローンなら、そのローンをそのまま残して廃車・・・ なんて事も可能ですが、
ここで言う半額ローンの場合は、そもそもその車両の半分のローン分しか払ってませんので、清算するには 改めて全額でのローンの組み直しが必須的かと。。。）
支払い年数を5年に増やし、
それでも月々42,000円 へ負担が急増。
しかも！ これで完了ではありません！
そう、次の車が必要ですね〜・・・
どうしても仕事で車を使うので、
今度は50万円くらいの車を全額3年払いで・・・。
月々16,000円。。。
と、こんな感じで、
現実のフタを開けてみれば〜
購入当初は3万円弱の支払いで済むと思っていたが、
不慮の事故により、
結局は 一気に月々の負担は約6万円へと。
これはかなり大きなリスクかと。
ちなみに〜 このお話は「仮想」ではありません。
実際の話。 現実にあった実話だったりするんですね〜。
（※ 私の知人の そのまた知人の実体験）
というわけで、
もしご利用の機会に当たる場合には〜
皆様もこれら十分にご注意のほどを。
（※ なお、このお話のケースでは、まだローンの組み替えなどが出来たから良いモノの〜 もし出来なかったらどうなんでしょうかね。。。 またその辺りもちょっとしたリスクとも）
【 一応のリスク軽減策は？ 】
なお〜 まあこれら話が出たついで、折角ですから、
それじゃあ、このようなリスクを軽減するためには一体どうすれば・・・
という部分にも触れておこうかと思いますが、
（※ どうしても利用したい。 といった場合）
それは ”車両保険への加入” が、一番現実的かと。。。
自動車保険・保険料分の支払いが多少増えてはしまいますが、
こういったパターンにて 月々の支払いが一気に膨れ上がる事を考えれば、随分と安い出費のはず・・・
（※ また新車時の車両保険は、特別割引など 一定期間の間 （3年間くらいが多い）・特別な優遇のある保険会社も多く見られますので、新車から3年間だけ・・・ といった点からも、そこそこ有効的かと ＾＾）
以上各ご参考までに。
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