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「知っておきたい自動車ローン知識」 編
ローンやクレジットを利用した場合に必ず必要になってくるのが金利と呼ばれる手数料です。(信販系の車屋ローンでは分割手数料という言い方も)
金利手数料はローン・クレジットの返済が長ければ長いほど大きくなる事はほとんどの方が理解していらっしゃいますが、利率の「%」について正確に理解されてる方は思いの外少ないようです。
例えば、100万円の代金を実質年率6.9%の12回払いにした場合、金利手数料はいくらになるか分かりますか?
答えは約3万8千円です。
???
実質年率が6.9%なので、金利手数料は約7万円なのでは・・・?と思われる方もいらしゃるかと思います。
しかしこの計算であれば、同じ100万円を12回払いにした場合と60回払いにした場合と同額の金利手数料となってしまいますよね? 更に逆に計算してしまうと、100万円に対して金利が3.8%だから・・・金利は3.8%かな?という事になってしまいます。
上記例の場合、実質年率が6.9%ですが、約3.8%というのは「アドオン率」と呼ばれる利率なのです。
ちなみに、上記例で24回払いの場合にはアドオン率で約7.3%です(実質年率は6.9%)。
実際の金利算出は複雑な計算になりますので、正しい金利の知識を身に付けておきましょう。
クレジットやローンで基準になっているのが「実質年率」です。
この実質年率は、支払い回数や方法が変わっても金利比較が出来るように、実質の年率を基準として表現される金利の統一基準になります。
信販会社や銀行などでクレジットやローンを利用する時に金利表現されている「%」は実質年率です。
また、上記のように実質年率とアドオン率が混在してしまうと、本来の金利が安いのか高いのかが全く分からなくなってしまいますので、自動車販売店や信販会社、銀行などは実質年率で表記する事が通産省によって義務付けられています。
※ 参考までに ・・・ 実質年率は統一基準
金利手数料を計算するのが簡単で分かりやすい金利表現が「アドオン率」です。
12回払いでアドオン率が3%の場合、利用金額に3%をかけるだけで金利手数料が算出出来ます。
しかし、アドオン率は高いのか安いのかが分かり難いのが欠点で、実質年率と混同してしまうと本当に分からなくなります。
例えば、12回払いでアドオン率が約3.78%と60回払いでアドオン率が約18.52%の場合、実質年率で表すとどちらが安いと思いますか? 実はどちらも同じ実質年率の6.9%です。
アドオン率はカー用品などのショッピングクレジットでよく耳にする金利表現ですが、自動車ローンの場合はアドオン率で金利を表す事はほとんどありません。
しかし一部の営業マンではアドオン率が分かりやすいと思って使用している場合もありますので、よく分からない場合は実質年率で問い直してみましょう。
※ 関連 /// アドオン率を故意に利用した、金利ごまかし技には要注意!
※ まあこのアドオン率をもっと簡単に言っておくならば、実際に ”分割手数料” としてかかってくる手数料相当の率と考えて頂ければいいかな。
具体的な手数料が明確になりやすく 見方によっては有効的なものなんですが、しかし支払い回数によって大きく変わり 根本的な他の融資との利率比較が分かり難くなるだけでなく、悪意ある使われ方をされると容易にその利率を誤魔化す事が簡単ですから、いずれにしても自動車ローンを知る上でこのアドオン率と実質年率とは明確に区分けするようご留意くださいね。
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